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羊たちの沈黙のネタバレやあらすじ解説とキャストからタイトルに羊が入る意味まで大調査

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映画『羊たちの沈黙』といえば、アメリカ犯罪映画史に燦然と輝く、大傑作の1つですよね。

英題は「The Silence of the Lambs」そのままです。

FBIアカデミーの実習生、殺人鬼、FBI捜査官たちが、猟奇殺人事件に挑むという、刺激的な内容のサスペンスとして、評判になりました。

トマス・ハリスさんの同名ベストセラー小説が原作で、ハリウッドスターがトリプル主演という、豪華すぎる作品としても有名です。

おまけに、アカデミー賞において、主要5部門をすべて受賞するという快挙を達成するなど、映画界での評価もきわめて高いものとなっていました。

それでは、そんな映画『羊たちの沈黙』のあらすじ、ネタバレ、キャスト、そしてタイトルに羊が入る意味について、ご覧ください。

1.映画『羊たちの沈黙』のあらすじ

アメリカ全土で、きわめて異常な連続殺人事件が起こります。

被害者はみんな若い女性で、死体からは皮膚が剥がされていたのでした。

この一連の殺人事件の犯人は、バッファロー・ビルと呼ばれるようになり、恐れられます。

さて、クラリス・スターリングは、FBIアカデミーで訓練に励んでいる実習生。

そんななか、クラリス・スターリングは、FBI捜査官のジャック・クロフォードから、連続殺人事件解決のため、協力を頼まれました。

FBIでは、拘束している殺人犯たちに、バッファロー・ビルの闇を暴くため、協力させていたのですが、精神科医だったハンニバル・レクターという殺人鬼は、あいにく、これに応じようとしなかったのです。

そこで、クラリス・スターリングは、ハンニバル・レクターからの協力を得るために、彼のもとへと向かうことに。

ハンニバル・レクターは、やはり協力することに対して消極的だったのでしたが、クラリス・スターリングがみずからの過去について話せば、特別に協力するという姿勢を見せ始めたのでした。

2.映画『羊たちの沈黙』のネタバレ

こうして、クラリス・スターリングは、みずからの秘められた過去を、ハンニバル・レクターに語っていくことに。

さて、そんななか、またしてもバッファロー・ビルが動き出します。

今度はなんと、バッファロー・ビルは、上院議員のルース・マーティンの娘のキャサリン・マーティンをさらったのでした。

ハンニバル・レクターを拘束している精神病院の院長のフレデリック・チルトンは、ハンニバル・レクターをルース・マーティンにすすめて、自分に好都合な展開に持っていこうとします。

ところが、あろうことか、ハンニバル・レクターは、協力すれば、もっとましな刑務所に移すと約束されたものの、関係者を殺しながら脱走してしまいました。

一方、クラリス・スターリングは、ハンニバル・レクターの協力によって、バッファロー・ビルを特定して、射殺し、キャサリン・マーティンを救い出します。

こうしてクラリス・スターリングは、FBI捜査官になりましたが、ハンニバル・レクターから連絡があって、彼は彼女を祝福しつつ、みずからの殺人を示唆するのでした。

3.映画『羊たちの沈黙』のキャスト

以上、あまりにも恐ろしい映画『羊たちの沈黙』ですが、その見どころの1つが豪華トリプル主演。

クラリス・スターリング役のジョディ・フォスターさん、ハンニバル・レクター役のアンソニー・ホプキンスさん、ジャック・クロフォード役のスコット・グレンさんですね。

ほか、バッファロー・ビル役はテッド・レヴィンさん、ルース・マーティン役はダイアン・ベイカーさん、キャサリン・マーティン役はブルック・スミスさん、フレデリック・チルトン役はアンソニー・ヒールドさん、アーディリア・マップ役はケイシー・レモンズさん、バーニー役はフランキー・R・フェイソンさん、ヘイデン・バーク役はロジャー・コーマンさんが演じました。

とりわけ、ジョディ・フォスターさんはアカデミー主演女優賞、アンソニー・ホプキンスさんはアカデミー主演男優賞を受賞することになって、映画『羊たちの沈黙』が出世作となります。

4.映画『羊たちの沈黙』のタイトルに羊が入る意味

ここまで、映画『羊たちの沈黙』について見てまいりましたが、この作品のタイトルに羊が入っているのは、どうしてだったのでしょうか。

それは、クラリス・スターリングがハンニバル・レクターに語る、彼女の過去に理由がありました。

クラリス・スターリングは、両親を亡くし、伯父に育てられますが、伯父は羊たちを屠殺していて、彼女はそれを目撃してしまったのです。

このショッキングなエピソードはクラリス・スターリングのトラウマになると同時に、彼女がFBIをめざす遠因にもなりました。

まさか、このような意味がタイトルにあったとは、なんとも言えませんね。


映画『羊たちの沈黙』は、ストーリーの怖さ、キャラクターの魅力、そしてタイトルの意味と、いずれも興味深いものでした。

これなら、アカデミー賞主要5部門独占も納得ですよね。

ただのサスペンスではないこの名作を、ぜひ、お楽しみいただきたいと思います。

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