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紺綬褒章をもらうには|基準やメリットと2021年受賞者一覧掲載サイトを調査

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褒章といえば、勲章と並んで、ひんぱんに注目されている制度の1つといえるでしょう。

しかし、褒章と聞いて、詳しく説明できる方はあまり多くないのではないかと思われます。

そこで、ここでは、褒章とは、そもそも、どういったものなのかを、紺綬褒章をメインに確認していきましょう。

実は、だれでも知っているような芸能人が多数、受賞していた、紺綬褒章。

そんな紺綬褒章をもらうには、いったい、どうすればいいのでしょうか。

紺綬褒章に選ばれる基準、そしてもらうメリットとは何なのかを、見てまいりましょう。

2021年のおもだった著名人の受賞者一覧を、掲載サイトから調べてみましたので、こちらもあわせて、ご覧ください。

1.褒章とは

褒章は、勲章とおなじく栄典の一種で、一定の業績をあげた人物、さらには法人を対象に与えられます。

やはり勲章とおなじように、天皇陛下から授与されるという、大変、格式と名誉のあるものだったのでした。

その種類は、全部で6つに分類されていて、紅綬褒章、緑綬褒章、黄綬褒章、紫綬褒章、藍綬褒章、紺綬褒章によって構成されています。

紺綬褒章については、次でくわしく説明していきますので、ここでは、それ以外の5つの褒章について、その内容を見てまいりましょう。

紅綬褒章は人命救助への貢献、緑綬褒章は社会奉仕活動への貢献、黄綬褒章は模範的な貢献、紫綬褒章は学術芸術への貢献、藍綬褒章は産業振興・社会福祉への貢献、となっていました。

ひと言で褒章といっても、実にたくさんの種類と、その目的があったというわけですね。

2.紺綬褒章とは

それでは、この記事のメインである紺綬褒章とは、どのようなものだったのでしょうか。

紺綬褒章とは、寄附による貢献において、一定の業績をあげた人物、さらには法人を対象にした褒章だったのです。

スタートしたのは1918年のことであり、2021年現在、その歴史は、100年近くにわたっていました。

紺綬褒章がそれ以外の5つの褒章と決定的に異なる点としては、春と秋だけに受章するのではなく、受章対象者に合わせて、毎月決定されるというシステムになっていたことがあります。

さらに、それ以外の5つの褒章との相違点としては、おなじ対象者が何度も受賞することができるという点が挙げられるのでした。

これはちょっと意外でしたね。

ちなみに、なんともすごい話ではありますが、生涯において紺綬褒章を60回以上も受章したというギネス記録保持者まで存在したのです。

これだけの実績をともなう寄付は、たとえ財産があっても、誰でも行うことができるものではないでしょうから、おおいに尊敬に値することではないでしょうか。

3.紺綬褒章をもらうには?基準やメリットは?

このような紺綬褒章ですが、実際に受章するには、どうすればいいのでしょうか。

まず、先ほどもご説明しましたように、紺綬褒章とは、寄附による貢献において、一定の業績をあげた人物、さらには法人を対象にした褒章ですから、一定額の財産を寄付する必要があります。

具体的に、紺綬褒章の受章対象になるための基準である寄付額は、いったい、どうなっているのかといいますと、こちらは時代によって変わっていたのでした。

1947年から1964年まではたったの10万円という額だったといいますから、仰天です。

ところが、1964年から1980年までは100万円と、やや高額になっていくことに。

なお、次で説明していきますように、2021年の著名人の紺綬褒章の受章者は、寄付額がだいたい1000万円となっていました。

ここまでアップされれば、かなり敷居が高すぎる感があるものの、誰でも受章できたのではありがたみが薄くなってしまいますし、やむを得ないかもしれませんね。

さて、紺綬褒章を受章するメリットなのですが、やはり、まずは社会的な信用の向上が挙げられるでしょう。

それ以外の5つの褒章とは異なり、受章しやすい傾向にあるうえ、寄付という社会貢献方法も、比較的、しやすいといえますから、これはなおさらありがたいですね。

4.紺綬褒章の2021年受賞者一覧

ここまで、紺綬褒章について見てきましたが、それでは、2021年のおもだった著名人の受賞者一覧も、掲載サイトから調べてみましたので、チェックしていきましょう。

こちらは、知らない人はまずいないような人物ばかりでした。

中居正広さん、香取慎吾さん、YOSHIKIさん、浜崎あゆみさん、西島隆弘さんだったのです。

中居正広さんと香取慎吾さんはLOVE POCKET FUND基金への寄付、YOSHIKIさんはYOSHIKI FOUNDATION AMERICAを通じての寄付、浜崎あゆみさんは国立国際医療研究センターへの寄付、西島隆弘さんは日本赤十字社への寄付、となっていました。

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褒章の世界も実に奥が深いものだったのですね。

なかでも、紺綬褒章は、それ以外の5つの褒章とは、ずいぶん性格が異なっていたため、注目に値するといえるでしょう。

紺綬褒章を受章できるかどうかはともかく、この機会にぜひ、著名人を見習って、寄付活動をしてみてはいかがでしょうか。

【参考】
褒章制度について(紺綬褒章の授与)

官報検索

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