みなさんは、N国党という政党をご存知でしょうか?
参院選が実施されており、さまざまな候補者や政党が注目を集めていますが、今回は、N国党の代表を務める立花孝志さんについて、ピックアップしていきたいと思います。
いったい、立花孝志さんとは、どういった人物なのでしょうか?
ここでは、そんな立花孝志さんが代表のN国党や、立花孝志さんがN国党アンチ枠を採用した理由、そして、NHKスクランブル放送化のデメリットについても見ていきましょう。
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1. 立花孝志のプロフィール
それでは、N国党代表の立花孝志さんのプロフィールを見ていきましょう。
立花孝志さんは、1967年8月15日、大阪府出身の51歳。
高校卒業後、NHKへと入局して、その後、和歌山放送局、大阪放送局に勤務していくことに。
しかし、そんな立花孝志さんにトラブルが襲い掛かります。
あの『週刊文春』にNHKの不正経理問題を内部告発して、結果的にNHKを辞めることになったのでした。
その後、2013年、N国党を結党して代表になった立花孝志さんは、次々と選挙に立候補しては落選を繰り返してきました。
出馬して落選した選挙は、大阪府摂津市議会議員選挙、東京都町田市議会議員選挙となります。
が、立花孝志さんは、2015年、三度目の正直で、千葉県船橋市議会議員選挙に見事、当選。
ところが、翌2016年には、千葉県船橋市議会議員を辞職して東京都知事選挙に立候補して落選します。
その後、大阪府茨木市議会議員選挙、東京都議会議員選挙落選を経て、2017年、東京都葛飾区議会議員選挙に当選しました。
ところが、2019年には、またもや大阪府堺市長選挙に立候補したため、東京都葛飾区議会議員選挙を失職したうえに、落選。
そして今度は参院選に出馬していたというわけなのでした。
あまりにもあわただしくて、わけが分からないような感じですね。
ともあれ、立花孝志さんの場合は、こういう選挙に出まくる人にしては、ちゃんと2回も当選しているのはすごいと思いますが。
2. N国党とは?
いわゆる選挙マニア的な人物だったとはいえ、いちおう、千葉県船橋市議会議員、東京都葛飾区議会議員を経験していた、立花孝志さん。
そんな立花孝志さんが代表を務めていたN国党とは、どのような政党だったのでしょうか?
N国党の正式名称は「NHKから国民を守る党」です。
なんとも過激な党名ですね。
立花孝志さんら党員たちは、これまでNHKの受信料問題をメインにさまざまな政治活動を展開してきました。
N国党がすごいのは、立花孝志さんをはじめ、次で取り上げる過激な言動で知られる平塚正幸さんら、複数の政治家を実際に輩出したことです。
今回の参院選によって、初の国政当選者が出るのかが注目ですね。
3. 立花孝志代表がN国党アンチ枠を採用した理由
さて、N国党といえば、注目されていることとして、「N国党アンチ枠」なるものがありました。
これは、本来、N国党のアンチである候補者をあえて公認するという、前代未聞の枠でした。
有名な人物としては、暴言や逮捕監禁での起訴猶予など、数々の問題で知られる平塚正幸さんがいました。
平塚正幸さんもN国党から参院選に出馬していますが、なんと、N国党に投票しないよう呼びかけていたのですね。
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立花孝志さんがどうしてこんな制度を認めたのかは謎ですが、おそらく、候補者をはばひろく立てるためだったとみられます。
実際、N国党の候補は、信じられないくらい多岐に渡る思想信条の持ち主が出そろっていたからですね。
ちなみに、N国党としては、NHK受信料制度に反対なら、保守でも革新でもどうでもいいとか。
ここまで特定の問題のみに特化した政党は聞いたことがありませんから、仰天してしまいますね。
4. NHKスクランブル放送化のデメリットとは?
立花孝志さんらN国党の目指す目標とは、NHKスクランブル放送化というものでした。
これが実現したら解党するといいますから、これにもビックリです。
さて、このNHKスクランブル放送化なのですが、契約者以外、テレビを見られないようにするというシステムでした。
要は、NHKを視聴しない人から受信料が引かれないようにするという目的によるものだったのです。
世論調査ではこれの地上波での導入を、なんと約9割が支持していたとか。
たしかにいいことに思えますが、導入することのデメリットはあったのでしょうか?
NHKサイドは、公共放送の理念と矛盾すると反論していました。
つまり、これ以外にデメリットはとくにないといえそうですが、それにしては、NHKスクランブル放送化の支持者と、N国党の支持者が反比例しているのが不思議です。
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立花孝志さんにせよ、N国党にせよ、既成の政治とは一線を画した斬新な勢力のようですね。
一部では、問題も指摘されていますが、全国的に浸透することはあり得るのか、注視していきましょう。
ともあれ、まずは、立花孝志さんの当落がどうなるのかが気になるところです。