ここでは、2014年に公開された映画『トランセンデンス』を特集していきたいと思います。
映画『トランセンデンス』は、ウォーリー・フィスター監督作品。
制作指揮にはクリストファー・ノーランも名を連ねています。
人工知能をテーマとした、SF、サスペンス作品であり、科学技術が発展しすぎたことによって、逆に人類に対して及ぶ脅威を指摘するストーリーとなっていました。
それでは、そんな映画『トランセンデンス』のあらすじ、ネタバレはどのようなものだったのか、見てまいりましょう。
また、映画『トランセンデンス』といえば、エヴリン・キャスターの後ろに現れる男性はいったい誰なのかも注目されていましたので、こちらも確認していきたいと思います。
目次
1.映画『トランセンデンス』のキャスト
映画『トランセンデンス』で、主人公のウィル・キャスター役を演じているのはジョニー・デップさんです。
ジョニー・デップさんは、1963年6月9日、アメリカの出身で、2020年8月現在の年齢は、57歳となっています。
これまでに出演してきた映画は、『シザーハンズ』、『パイレーツ・オブ・カリビアン』、『チャーリーとチョコレート工場』、『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』、『アリス・イン・ワンダーランド』などとなっていました。
そのほかにも、映画『トランセンデンス』では、エヴリン・キャスター役はレベッカ・ホールさん、マックス・ウォーターズ役はポール・ベタニーさん、ブリー役はケイト・マーラさん、ドナルド・ブキャナン役はキリアン・マーフィーさん、スティーヴンス役はコール・ハウザーさん、ジョセフ・タガー役はモーガン・フリーマンさん、マーティン役はクリフトン・コリンズ・Jrさん、ジョエル・エドモンド役はコリー・ハードリクトさん、ボブ役はフォーク・ヘンチェルさん、ポール役はジョシュ・スチュワートさんが演じています。
続いては、そんな映画『トランセンデンス』の内容も見ていきましょう。
2.映画『トランセンデンス』のあらすじ
ウィル・キャスターは科学者で、PINNという人工知能を、嫁のエヴリン・キャスターといっしょになって、研究していました。
ところが、ウィル・キャスターは、コンピュータが人間を超えた世界をめざしていたところ、RIFTというテロ組織によって殺されてしまったのです。
しかしながら、その直前に、エヴリン・キャスターは、ウィル・キャスターを助けるために、彼の意識をPINNにアップロードしていたのでした。
これを受けて、ウィル・キャスターは、人工知能となって、この世に復活することになります。
それからのウィル・キャスターは、人間時代とは打って変わって、信じられないような進化を遂げていくことに。
その後、ウィル・キャスターとエヴリン・キャスターは、地下施設のなかに隠れながら、研究を続けていくことにするのでした。
3.映画『トランセンデンス』のネタバレ解説
ウィル・キャスターは、人間を治療するナノマシンというものを開発します。
これによって、ナノマシンを頼る人が急増していきました。
しかし、ナノマシンを投与されると、人間は身体が強化されていき、ウィル・キャスターの意識とつながって操られてしまうのです。
こういった人たちは、RIFTからハイブリッドと称されるようになり、恐れられてしまうのでした。
おまけに、RIFTだけにとどまることなく、FBIまでもが彼らを危険視していくことに。
そんななか、ウィル・キャスターは人造人間を作っていき、エヴリン・キャスターからも懸念されていきます。
ウィル・キャスターの友人のマックス・ウォーターズは彼を止めようとしたものの失敗し、RIFTが彼への攻撃を開始してしまいました。
エヴリン・キャスターは負傷し、ここで彼女は、ウィル・キャスターによって、ユートピアを味わわされることになります。
が、世界中のコンピュータが壊滅してしまったことで、事実上、地球は滅亡してしまうのでした。
4.映画『トランセンデンス』のエヴリンの後ろに現れる男性は誰?
さて、映画『トランセンデンス』といえば、観客から注目されていたことの1つとして、ある男性の存在がありました。
それは、エヴリン・キャスターの後ろに現れる男性。
男性は、ただ現れるだけではなく、次第に消えていくという、なんとも不思議な展開になっていたのですね。
はたして、この男性は誰だったのでしょうか。
実は、この男性は、生きていた当時のウィル・キャスターを表していたのでした。
人工知能によって、エヴリン・キャスターが変わってしまったということを伝えていたとみられます。
そういわれてみれば、男性はどこか寂しそうですから、分かるような気がします。
それにしましても、ウィル・キャスターの表情が切なくて、なんとも涙を誘いますよね。
以上が映画『トランセンデンス』の全容ですが、既存のSFとは異なり、哲学的な内容でしたね。
ただ楽しむだけではない、ニュータイプのエンターテインメントだといえるでしょう。
邦画の『AI崩壊』に通じるものがありますから、関心がある方は両方観てみてはいかがでしょうか。