今回は、1993年に公開された映画『ギルバートグレイプ』について、見ていきたいと思います。
この作品では後にトップ俳優となっていくジョニー・デップさんと、まだ映画『タイタニック』でブレイクする前だったレオナルド・ディカプリオさんが出演していたということで、おおいに注目を集めていた作品でした。
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はたして、映画『ギルバートグレイプ』のあらすじ、ネタバレとは、どのようなものだったのでしょうか。
また、映画『ギルバートグレイプ』といえば、大きな謎も話題になっていました。
最後に家を燃やした理由と母親が肥満になった理由です。
そこで、この記事では、これらの謎についても、迫ってみました。
目次
1.映画『ギルバートグレイプ』のあらすじ
ギルバート・グレイプとアーニー・グレイプは、田舎に住んでいる兄弟です。
ギルバート・グレイプは、知的障害者のアーニー・グレイプの世話に追われていて、おまけに働いてもいるため、実は、これまでに自分が住んでいる町から出たことがありません。
2人には父親がおらず、母親のボニー・グレイプは肥満でした。
そして姉のエイミー・グレイプは母親がわりをしていて、妹のエレン・グレイプは反抗期。
こうした環境のなか、なかなか自分のための時間が持てないギルバート・グレイプには、たった1つだけ娯楽があります。
それは自身の勤務する食料品店の客であるベティ・カーヴァーと不倫をすることでした。
2人の不倫関係は実に2年にも及んでいたのです。
しかし、ギルバート・グレイプは、やはりアーニー・グレイプに振り回されていき、保安官がやって来るような騒ぎまで起こされてしまいますが、それでも弟に対して寛容なのでした。
一方、両親がいないベッキーは、ギルバート・グレイプらの町に、乗っていたトレーラーのトラブルで、足止めとなっていて、兄弟に好感を抱きます。
さて、ギルバート・グレイプには、修理屋のタッカーと葬儀屋のボビーという友人がいました。
しかしながら、心の底から自分の抱える問題を話せるような相手にはめぐまれていなかったのです。
2.映画『ギルバートグレイプ』のネタバレ
アーニー・グレイプの誕生パーティーが開かれることになりました。
しかし、ボニー・グレイプは、自身が太っていることが気になって、みんなの前に出て来ようとしません。
そんななか、ギルバート・グレイプは、ボニー・グレイプに、交際することになったベッキーを紹介します。
当初、ボニー・グレイプは、ベッキーと会うことを拒絶していたものの、次第に、彼女のやさしさにほれ込んでいきました。
その後、ベッキーは、トレーラーに乗って去っていきます。
ところが、とんでもないことがグレイプ家に起こってしまいました。
ボニー・グレイプが亡くなってしまったのです。
すると、ギルバート・グレイプたちは、ボニー・グレイプの遺体が残ったままの家に火をつけて、燃やしてしまいました。
その後、1年の歳月が流れました。
エイミー・グレイプは就職することになり、エレン・グレイプは転校します。
こうして、すべての問題から解き放たれることになった、ギルバート・グレイプとアーニー・グレイプ。
やがて、あのベッキーが、トレーラーに乗ってまた町へやって来ました。
すると、ギルバート・グレイプとアーニー・グレイプは、ベッキーとともに、トレーラーに乗って、生まれて初めて町の外へ出ていくことにするのです。
3.映画『ギルバートグレイプ』の考察|最後に家を燃やした理由
このようなストーリーだった、映画『ギルバートグレイプ』。
最初は感動的に思えていましたが、ギルバート・グレイプの不倫といい、自分の家を燃やしたことといい、尋常ではない要素もある作品でしたね。
とくに、ギルバート・グレイプが自分の家を燃やしたことは衝撃的でしたが、その理由とは、どのようなものだったのでしょうね。
それは、ボニー・グレイプが亡くなってしまったことが原因でした。
ボニー・グレイプは生前、肥満だったため、周囲から嘲笑されていたのです。
そこで、ギルバート・グレイプは、ボニー・グレイプの遺体をどうするのか、悩みました。
その結果、家ごと燃やしてしまうことにしたのですね。
ギルバート・グレイプが自分の家を燃やした真相は、このように、なんともおどろきを禁じ得ないものでした。
4.映画『ギルバートグレイプ』の考察|母親が肥満になった理由
さて、映画『ギルバートグレイプ』といえば、ボニー・グレイプが肥満なのも注目ポイント。
では、ボニー・グレイプが肥満になった理由は何だったのでしょう。
実は、先天的なものではありませんでした。
昔、旦那を亡くしたショックで、過食になって、その結果、肥満になっていたのですね。
なんとも切ないですが、ボニー・グレイプは、もとは美人だったといいますから、なおさらです。
映画『ギルバートグレイプ』は、よくあるヒューマンドラマかと思いきや、内容はやや過激でした。
こういった作品に、しかも知的障害者役で出演していたとは、レオナルド・ディカプリオさんの実力に圧倒させられることでしょう。
関心を持った方は、ぜひ、鑑賞していただきたいと思います。